西日本新聞連載10話,11話 なぜ美味しい野菜を虫は食べないのか

福岡教育大学の実験や私の体験についてのこれまでの連載から得られる結論です。
アブラナ科の野菜が作るスルフォラファンは、私たちにとって有用なファイトケミカルですが、これが多いキャベツはアオムシの食害が減ることはすでに研究発表されています。
その他のファイトケミカルと虫害の関係についてはまだ具体的な研究成果を私は知りません。誰か知ってる人がいたら教えて下さい。

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以下に続きます。

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西日本新聞連載9話 キャベツとアオムシ 福岡教育大学の実験

栄養価の高い健康キャベツほど、チョウチョは卵を産まないし、アオムシは食べない。

これは本当に画期的な実験です。

多くの農家、農業関係者に知って欲しい内容です。

統計解析できるだけのデータ数になっていないので、

学術的には説得力はありませんが、

本格的に実験して、論文として発表したら、病害虫防除や昆虫学の研究者に、すごい影響があるはずです。

残念なことに、この研究を続けたいという学生が現れなかったため、現在のところ、この研究は中断中です。

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西日本新聞連載8話 腐敗臭に虫が集まる理由

なぜ健康で美味しい野菜を虫は食べないのか?

今回から数回、その科学的検証の記事です。
福岡教育大学栽培学研究室の平尾教授は、私と同じ、九州大学農学部栽培学研究室の出身です。平尾教授は、菌ちゃん野菜作りの魅力に目を付けられ、記事に書かれているような教育的見地だけでなく、農学研究の新たな視点として、研究を始めておられます。今後の研究の進展が待ち遠しいです。

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西日本新聞連載第7話 未熟堆肥に虫が集まる

みんなに伝えて!腐海が生まれたわけを。蟲が世界を守ってるって!
ナウシカが気づいたことと同じことと同じことが現実世界に起こっていたなんて。

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西日本新聞連載第16話 熱中症対策 新たな視点

連日、熱中症に関するニュースが賑わっています。
今回の記事だけは、今、より多くのかたに読んで欲しいので、
新聞掲載後、あまり日を置かずに投稿させていただきました。


具体的対策を提案していますが、本当を言えば、菌ちゃんげんきっこ吸収力強化タイプを使ってみるほうがより効果的ですが、それを書くと商売のために書いてると思われて、説得力がなくなってしまったら元も子もないと思い、書きませんでした。
日頃、購入食を食べることが多く、菌ちゃんげんきっこも知らない、多くの人たちにとっては、記事に書いてある方法でも十分効果が出てくると思います。

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西日本新聞連載第6話 耕作放棄地を復元させるコツ

耕作放棄地の魅力は、一回体験するとやみつきになりますよ。
今回は、県職員を辞めてからの、出口の見えないトンネルのような毎日から、
やっと出口らしき光が見え始めた頃の話です。
西日本新聞購読ご希望の方がおられましたら
 吉田までメール下さい。yoshi3@alpha.ocn.ne.jp
 配達開始日より過去の連載をすべて送ります。

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西日本新聞連載第5話 耕作放棄地の魅力

今でこそ、自然界の素晴らしい仕組みが整理して見えてきたけど、

あの頃はまだ何が何だかわからないまま、いろいろともがいていたなあ・・

悪戦苦闘って大切なんですね。
今の耕作放棄地は確かに何も育てていないけど、
耕したり年に数回草刈りしたりしているから、
エネルギーの蓄積よりも分解の方が大きいので、
土は砂漠化の方に進んでしまっています。
耕作しないのなら、耕さないでくれ~!自然のままにして何もしないでくれ~

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