西日本新聞34話 菌ちゃんは人の意志を感じるか

人の想いが菌ちゃんに影響する?
そんなバカな!
一応大学院まで出た私は、数年前まで、そう思っていました。
それを肯定すると、微生物に関する科学実験が難しくなります。
ただ、最近は、やはり菌ちゃんは人の想いに影響を受けていると思ってしまうのです。...
今回の連載は、そんな事例を挙げました。

 

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私にとって、微生物は、土を作り、野菜を育て、野菜の中に住み、食べることで私の中に入り、私を守ってくれる、とっても大切な存在。
でも、あがめ奉ると言うより、とってもとっても親しみを感じる存在。
だから、私は微生物たちを、「菌ちゃん!」と呼ぶことにしたんです。

 

ニンジンの最高の味を今!

今が1年で一番美味しい菌ちゃんニンジン、食べてみました?
いろんな品種があるけど、味ならやはり黒田五寸が一番!
その黒田五寸を、菌ちゃんだらけの土で育てたらどうなる?

 ⇒えぐみがなくなるので、素直でさわやかな味が強調されます。
そしてそれが一番美味しい季節、1月だったらどうなる?

 ⇒寒さに耐えるため糖度が上がります。

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おいしさだけではありません。
抗酸化成分含量が高いので、写真の通り鮮度保持能力も高い。
だから今の時期に!あなたに味わって欲しいです。

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ジュースにして飲むと本当に美味しい!
細胞壁が破壊されるので、生のまま食べるよりも栄養の摂取量が格段に上がります。

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 残ったかすは、塩と小麦粉だけを少々混ぜてフライパンで焼くと、とっても美味しいニンジンお焼きの出来上がり。

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今、このブログを読んでくれたあなたに食べて欲しいので、今日からクーポン割引きを開始します。
ショッピングカートまで来たら、クーポンコードを入力欄に「39」と入力して、金額変更をクリックすると、
ニンジンのお値段の2割を全体の価格から値引きします。
(そこから再度戻って、商品の追加や変更も出来ます)
5キロ単位での販売です。ニンジンの薄皮をむいていないので、長期保存可能です。
一箱に5キロ×4袋まで入りますので、他の商品も一緒に買ったり、お友達と共同で注文すると、送料の負担割合が減りますよ。
(商品は、生鮮野菜、菌ちゃんげんきっこ等の加工品、その他、の3つのグループに分かれて表示されます)
ご注文は、http://kinchan.ocnk.net/

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西日本新聞連載31話 肥料なしで野菜が育つ

まずは、写真を見て下さい。
用意した土は上も下もまったく同じ。
違うのは、半年間置いた場所が違うだけなんです。

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無肥料栽培は、まったく難しくない。

プランターでも可能な、誰でも簡単にできる方法なんです。

詳しくは紙面を

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西日本新聞連載30話 草の活用法の続き

取っても取っても、すぐ元気に再生する草さん。
邪魔者とばかりに刈ってゴミに出すのではなく、
それを土に帰すと、フカフカの菌ちゃん土が出来て、
草以外、何も入れずに野菜が育つのです。

 

不要だと思っていたものこそが、菌ちゃんを育て、最高の野菜に変身し、

それを食べた私たちの体になる・・・
みんなつながっていて、だから不要なものなんてないんだ。

僕は地球のお化けかなあ・・

 

この体験活動は、中学校の技術科の「生物の育成」と言う単元にバッチリあてはあります。
全国の中学校で取り組んで欲しいなあ・・

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新聞連載29話 草で菌ちゃんの土を作る1

草を出来るだけ有効に活用して、フカフカの土を作る具体的方法です。

土が完成するまで、雨をカットすることがコツ。

土が水浸しになると、工事人の糸状菌ちゃんがいったん溺れ死んで、工事がなかなか進まなくなります。

いったん団粒構造が発達した土が出来上がると、少々の雨でも土の中の空気がなくならないので、あとはポリマルチをする必要はなくなります。

前回の話をあなたの畑で実証して下さい。

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復活するキャベツのたくましさ

年々土が良くなっていくのが実感できます。

今年のキャベツ畑、見えにくいですが上の段にも春キャベツが植わっています。

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その中で一部ですが、壊滅状態になった場所がありました。
下の写真は11月14日の状態です。 

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でも同じキャベツばかりを徹底して食べて、それ以上まわりに広がらないのです。

とてもマナーの良い虫さんたちです!


その主な理由としては、簡単に言うと、

虫が食べると、その修復のため野菜の栄養価が落ちて弱る

虫はより弱いキャベツ=虫にとっては消化吸収しやすいキャベツの方が食べやすい。

と考えられます。

そして、下の写真を見て下さい!

上の状態から35日後、12月19日にはこうなっていたのです。

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ほぼ完璧に復活!

結局虫に食べられても、実害は無かったことになりました。

キャベツさんのものすごい回復力とそれを支えるお日様と菌ちゃんに感謝です。