菌ちゃん野菜作り

西日本新聞28話 草を入れると草が変わる

なんというパラドックス! 農業の最大の敵、雑草こそが、 農産物を滋養豊かで美味しくしてくれる土を作ってくれていたとは! 雑草を取るから、いつまでたっても土がよくならない・・取れば取るほど、いちばん取りにくい雑草が生えてくる...反対に、思い切っ…

西日本新聞27話 蟲が世界を守ってる

「みんなに伝えて。腐海が生まれたわけを。蟲が世界を守ってるって!!」 風の谷のナウシカの、この叫びを聞いたとき、 僕は思わずテレビ画面に向かって、 「うん、わかった!」と叫びました。そしたら息子が言いました。 「お父さんが狂ったあ・・」 蟲を殺…

西日本新聞25、26話 もののけ姫と現実の自然界

微生物や虫たちは、この自然界でどのような役割を果たしているのか?それは、もののけ姫の中に登場するシシ神だったのです。できれば、これまでの連載を読んでからこれを読むと、ますます確信できると思います。 内容が続いているので、次の連載まで一緒に載…

西日本新聞連載22話 生ごみの画期的な使い方

生ごみを使った菌ちゃん野菜作りがとても省力的に出来るようになりました。だから、比較的広い畑での野菜作りでも、生ごみが活用できるようになったんです。 しかも、従来の方法よりさらに元気な野菜が育ちます。家庭菜園で取り組むなら、この方法は病みつき…

連載21話 アンパンマンのようなヒーロー お野菜さん

西日本新聞の連載記事です。新聞掲載されて、2か月遅れでアップしています。 本当にお野菜さんって、強くてやさしいんですよね。できれば、20話から続けて読んで欲しいです。

連載18話 幼少期は体を鍛え、繁殖期以降は体をいたわる

植物も動物も、若い時期の試練が大切って言うのに、今の風潮は子どもに小怪我さえもさせないようにするし、病気をするチャンスを奪い、怪我や病気しても、自分の体がなおそうとするのをさえぎって、すぐ病院に連れて行く親や保育園が多い。 それで、丈夫な大…

連載17話 幼児たちの優しい心と試練を耐え忍ぶ野菜たち

菌ちゃんの土作りと野菜作りは、幼児よりも、小中学生のほうが、当然ですが伝えやすいし、より理解してもらえます。でも、幼児期でやった方が、詳しくはわからなくても、本質的なところで一番深く理解してくれるんです。だから、私は幼児期の菌ちゃん野菜作り…

連載15 おなかが空いた菌ちゃんに食べものをあげる

様々な人類社会の問題や地球環境問題が解決し、 人類社会がよりよい方向に変わっていくために、ちっぽけな私たちに何ができるか? 私は、赤ちゃん~子供時代の、母親や大人との1対1の関わりと、幼児期の体験活動により、「他人への愛情と共感」、「正義感」、…

西日本新聞連載14話 菌ちゃんのたちの営みって、人間に似てる気がする。

梅雨時期のあと、トマトの立ち枯れがどんどん広がって行く畑と、ちっとも広がらない畑。 その違いをこの記事のように考えると、とても理解しやすいと思いませんか?

西日本新聞連載13話 にっくきモグラが味方に変わる方法

有機農業をやっていると、自然界のうまい仕組みについて、日々発見があります。モグラについては、本当にびっくりでした。浅はかな考えが、かえって自然を攪乱して、農作物をまずく不健康にしてしまうものなのでしょうね。

西日本新聞連載12話 土に腐敗があると米もまずくなる。

腐敗と発酵の応用編今回は土の腐敗と、お米の害虫やお米のおいしさとの関係です。 田の土の底が腐っていると害虫が来やすい このことは虫と腐敗の関係を知って、その視点を持って観察しないと気づかないのです。...でも、言われてみればそうなのかもと思う農…

西日本新聞連載10話,11話 なぜ美味しい野菜を虫は食べないのか

福岡教育大学の実験や私の体験についてのこれまでの連載から得られる結論です。アブラナ科の野菜が作るスルフォラファンは、私たちにとって有用なファイトケミカルですが、これが多いキャベツはアオムシの食害が減ることはすでに研究発表されています。その…

西日本新聞連載9話 キャベツとアオムシ 福岡教育大学の実験

栄養価の高い健康キャベツほど、チョウチョは卵を産まないし、アオムシは食べない。 これは本当に画期的な実験です。 多くの農家、農業関係者に知って欲しい内容です。 統計解析できるだけのデータ数になっていないので、 学術的には説得力はありませんが、 …

西日本新聞連載8話 腐敗臭に虫が集まる理由

なぜ健康で美味しい野菜を虫は食べないのか? 今回から数回、その科学的検証の記事です。福岡教育大学栽培学研究室の平尾教授は、私と同じ、九州大学農学部栽培学研究室の出身です。平尾教授は、菌ちゃん野菜作りの魅力に目を付けられ、記事に書かれているよ…

西日本新聞連載第7話 未熟堆肥に虫が集まる

みんなに伝えて!腐海が生まれたわけを。蟲が世界を守ってるって!ナウシカが気づいたことと同じことと同じことが現実世界に起こっていたなんて。

西日本新聞連載第6話 耕作放棄地を復元させるコツ

耕作放棄地の魅力は、一回体験するとやみつきになりますよ。今回は、県職員を辞めてからの、出口の見えないトンネルのような毎日から、やっと出口らしき光が見え始めた頃の話です。※西日本新聞購読ご希望の方がおられましたら 吉田までメール下さい。yoshi3@…

西日本新聞連載第5話 耕作放棄地の魅力

今でこそ、自然界の素晴らしい仕組みが整理して見えてきたけど、 あの頃はまだ何が何だかわからないまま、いろいろともがいていたなあ・・ 悪戦苦闘って大切なんですね。今の耕作放棄地は確かに何も育てていないけど、耕したり年に数回草刈りしたりしている…

西日本新聞連載第4話 虫食いだらけの野菜に悩んでいたころ

新規参入したころ、早く成功させようと焦ったのか、 地元の人を雇い、機械も買って、なのに収入は少なく、 県の職員の退職金は、数年でほとんど使い果たしてしまいました。 でも当時のいろんな失敗はすべて、今になって考えると、あちこちで講演したり助言し…

新聞連載「菌ちゃんありがとう」第1話 広がる菌ちゃん野菜作り

西日本新聞連載第1話「菌ちゃんありがとう」2か月遅れで公開します。連載は半年以上続く予定です。だんだん話は佳境に入り、多くの普通の人たちがびっくりするような情報を、理論的に出来るだけやさしい言葉で発信していきます。 長崎、佐賀、福岡、大分の皆…

空芯菜の魅力

<いよいよ空芯菜の種まき時期ですよ>講演会の時によくお話ししている空芯菜(エンサイ)夏が旬の野菜の中で、特に抗酸化力が高いにもかかわらず、まだ知らない人が多い野菜です。.ピーマンもナスもすごい力がありますが、葉っぱによって光がさえぎられ、結…

ジブリでいっぱいになった、地球村の高木義之代表との対談記事

私が県の職員のころ、初めて高木さんの講演を聴いて、完璧にスイッチが入り、県を退職し、有機農業の道を進むことになりました。 なので、私の人生の恩人ですが、正直言うと、なんだか怖い印象が残っていました。でも今回の対談では、柔和な感じで、人間味が…

食の安全という危険~過去の新聞連載記事より

無菌 ジブリ ナウシカ もののけ姫 菌ちゃん野菜

西日本新聞に「生ごみリサイクル菌ちゃん野菜作り」が詳しく掲載されました。

先週の西日本新聞。ほんと良く書けてる! この方法を1月27日土曜、神奈川県川崎市でも詳しく説明しますよ。 その他各地の講演予定の詳細は、http://yoshi3yasai.web.fc2.com/yotei.html

菌ちゃん野菜作りアドバイザー19名誕生

福岡、熊本、新潟、東京日野市を起点に、 全国にじわじわと広がりつつある、 市民や子どもたちによる菌ちゃん野菜作り。 . あと2週間程度で、紙芝居「きんちゃんのつちづくり」も完成! お野菜さんありがとうの本も大幅改訂され、1万冊以上印刷予定。 中学生…

久留米の公立保育園も給食改善でインフル激減

家で食べなかった生きもの(調理くずなど)を保育園にみんなで持ってきて、土の菌ちゃんを増やし、菌ちゃんパワーで野菜を育てる「生ごみリサイクル菌ちゃん野菜作り」。 久留米市では約9割の保育園が実践するまでになりました。 次は、いよいよ菌ちゃん人間…

大量のもみ殻くんたん作り

菌ちゃん野菜のパワーの源は、菌ちゃんから野菜に伝わる「微生物代謝物質」 そのために、菌ちゃんでいっぱいの土を作るわけですが、その菌ちゃんが雨などの環境条件の激変で減らないように、土の中にしみやすい場所を作ります。 それが、炭です。ですから、…

新潟市が作った、とってもわかりやすい菌ちゃん資料

新潟市内保育園では、菌ちゃん野菜作りがどんどん拡大中。 子どもたちがお野菜さんをとってもいとおしく思い さらに、ぐずりにくい、病気になりにくいなど、心と体が改善されていきます。 どんなに画期的で効果のある取り組みか、よくわかる資料です。 見てね

草と米ぬかで美味しい菌ちゃん野菜が出来る!

草と米ぬかだけを使った土作り大成功! 写真1 いよいよ10月13日に播種しました 写真2 12月2日の写真です。無農薬で、4ヶ月前に入れた雑草と米ぬかだけで、見事に美しい野菜が育ちました。 写真2の右側、写真3の上側は、対象区としてぼかし肥料を入れて同じ日…