大量のもみ殻くんたん作り

菌ちゃん野菜のパワーの源は、菌ちゃんから野菜に伝わる「微生物代謝物質」

そのために、菌ちゃんでいっぱいの土を作るわけですが、その菌ちゃんが雨などの環境条件の激変で減らないように、土の中にしみやすい場所を作ります。

それが、炭です。ですから、菌ちゃんふぁーむでは年に1回、もみ殻くんたんをたくさん作ります。

早朝から夜までかかりますが、難しくありませんよ。

まずは、ホームセンターでくんたん作り用のブリキの煙突を買います。一日にたくさん作りたい場合は、たくさん必要です。

中心部に木などを入れて火をつけ、煙突を設置します。

勢いよく燃え始めたら、もみ殻を周りに少しずつかけていきます。

もみ殻の表面まで黒くなってきたら、黒い部分を隠すようにもみ殻をかけます。黒い部分が外に見える状態で放置すると、その部分は燃えてしまって灰になります。

だんだんもみ殻が増えていきます。これを一日中続けます。

内部は、酸素のない200数十度の熱で炭化されていきます。より波動の整ったくんたんを作るため、時々EMセラC(有用微生物と一緒に粘土を焼いて粉状にしたもの)もふりかけます。

最後は暗くなる前に、表面を混ぜて、全体が黒くなったら、大量の水を流しながら混ぜて完全に消火します。

翌朝、まだ消えていない部分からかすかに煙が出るので、さらに水をかけて完全に消します。翌朝の確認を怠ると、数日後にはすべてが灰になります。 あとは、これを畑に混ぜたり、培養土に混ぜたりします。


以上、やり方は難しくないのですが、丸一日仕事で、服も身体も肺の中も、煙の臭いが染みついてしまいます。また、近くに住居がある場合、煙が迷惑になります。

有機農業といえども、持続可能なやり方とは言えません。 その有機物や堆肥の由来は、輸入農産物、輸入飼料からです。 近くの草や竹や木だけを利用する農法でさえ、すべての農家がそれを実行すれば、足りません。 江戸時代でさえも、森林資源は枯渇し、草場の争奪があったそうですから。

でもアマゾン流域のテラ・プレタ(黒い土)は、外部からは何も投入せずに収穫が続けられ、500年以上もその能力は維持されたようです。

考えられる原理は、外部から有機物を投入しなくても、土の中で植物型の微生物がせっせと有機物を合成し続けたということです。 そのための必須条件は「炭」そんな大切な微生物たちの住処です。

テラ・プレタを現代に再現してみたいなあ・・ 生きてるうちに、そんな土を再現させたい!!