空芯菜の魅力
<いよいよ空芯菜の種まき時期ですよ>
講演会の時によくお話ししている空芯菜(エンサイ)
夏が旬の野菜の中で、特に抗酸化力が高いにもかかわらず、まだ知らない人が多い野菜です。
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ピーマンもナスもすごい力がありますが、
葉っぱによって光がさえぎられ、結局半日陰になっています。
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それに対してシソやモロヘイヤなど、夏の葉物は、
夏の強烈な光をもろに浴びる頂部が収穫されます。
この部分は、相当な量の活性酸素消去物質を作っておかないと、 真夏の太陽で日焼けしてしまいます。
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ピーマンが日焼けして表面の一部が白く枯れた姿、見たことありますよね。
夜の間に作った活性酸素消去物質が足りなくて、昼ごろに使い果たしてしまうと、
その後は野菜も簡単に日焼けしてしまうわけです。
ですから夏の朝収穫した葉物野菜は特に抗酸化力が高いわけです。
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その葉物野菜の中でも、空芯菜は味にくせがなくでほの甘く、
キャベツの代わりに様々な料理に使えます。
特に味噌汁にたっぷり入れると、
煮汁に溶出した抗酸化成分まで全部いただけるのでお勧めです。
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一番のお勧めは、朝どり空芯菜の青汁スムージー。
ミキサーに豆乳またはヨーグルト、空芯菜、氷を入れ、回すだけです。
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畑仕事で疲れて食欲がないときも、これならすぐ出来て、
美味しくて飲みやすく、元気がよみがえります。
今まで私は、おなかを回したり、よく噛んだり、発酵食品を毎回食べたりすることで、
快便になり、ティッシュ不要になるという話を講演などで伝えていますが、
空芯菜の青汁だと、ウンチが浮くんです!!
おなかの微生物が最大限増えた、究極の発酵状態になったと言えます。
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空芯菜はとにかく栄養成分の濃い野菜なんです。
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βカロチン(ビタミンA)が多く、この栄養素は
抗発ガン作用や免疫賦活作用、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持に効果があります。
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ビタミンCも豊富で、βカロチンと共に活性酸素を減らし老化防止に役立ちます。
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汗と共に失われるのに、加工食品を食べても著しく欠乏しているカリウムを始め、
ビタミンB1,B2などを沢山含み、夏の健康維持には最適です。
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カルシウムが多く、さらに骨の生成に欠かせないマグネシウムや、
カルシウムを骨に定着させるビタミンKも多い。
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鉄分と葉酸を多く含み、貧血や妊娠中の人には特にお勧め。
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この空芯菜のすごさをさらに最大限引き出すには、
○無農薬無化学肥料はもとより
○良く日の当たる場所に、直射光があたる露地で栽培します。
○さらに、抗酸化成分(活性酸素消去物質)を最大限含んだ状態つまり、前日が晴天日で、かつ当日も晴天の時の朝収穫しないといけません。
○さらに、あまり過繁茂になる前に、植物全体に良く日があたるくらいの早い段階で収穫しないといけません。
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これだけの条件をクリアした空芯菜は、菌ちゃんふぁーむネットショップから購入するか、あとは自分で育てるのがいちばんです。
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夏は空芯菜!
夏のちゃんぽんのメイン野菜も、夏の焼きそばも、夏の野菜炒めも野菜サラダも空芯菜!それが日本の常識になって欲しいです。
ぜひみんなで植えましょう。
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とにかく高温が大好きなので、5月連休前後に種まきがいちばんいいです。
菌ちゃんふぁーむでは昨日、まだ寒いので黒マルチに穴を開けて種まきして、不織布を張りました。
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<入手法>
なかなかタネが見つからないという人も多いので、菌ちゃんふぁーむネットショップでも取り扱っています。空芯菜のタネを栽培方法と料理の資料をつけて市価より安く(15cc150円)でお分けしていますので、何かご購入の際に一緒にご注文下さい。
http://kinchan.ocnk.net/