西日本新聞連載第4話 虫食いだらけの野菜に悩んでいたころ
新規参入したころ、早く成功させようと焦ったのか、
地元の人を雇い、機械も買って、なのに収入は少なく、
県の職員の退職金は、数年でほとんど使い果たしてしまいました。
でも当時のいろんな失敗はすべて、今になって考えると、あちこちで講演したり助言したりしている私にとっては、どうしても体験しておくべきことだったんだなあと思います。
ピーマンは長雨で斑点細菌病が広がるし、
ナスやピーマンはカメムシが群がるし、
ナスはニジュウヤホシテントウを毎日毎日つぶしてた・・
ブロッコリーも毎日毎日虫取り・・
でも今は、虫取りはほとんど不要になってしまった・・
話し好きのはずの僕ですが、あのころはほとんど毎日、朝日が昇る前から日の沈んだあとまで、黙々と働いていました。
今は畑6割、講演行脚4割くらい・・ちょうどいいバランスだなあと思っています。
講演中は優秀なスタッフがしっかり菌ちゃんふぁーむを守ってくれています。
連載はまだまだ続きます。昨日の7月11日は、第12話、敵のはずのモグラが味方になる話でした。
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