今仕込めば、草だけで菌ちゃん夏野菜が育つ?その2

河川の草がたくさん入手できたので、菌ちゃんふぁーむでも、畑1枚全体に仕込みました。

無煙炭化器で作った炭を蒔きます(炭がなければ省略可)

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耕うんして、溝上げ機で浅く溝を作り、ウネの上に枯れ草を載せます。
そして今度はウネ上げ機で溝をしっかり掘って、土を草の上に飛ばします。

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あとは黒マルチをかけて完成
土が乾いていたり枯れ草が乾燥しすぎの場合は一雨うたせてからマルチをかけます。

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あとは来春まで、菌ちゃんにお任せして放置し、夏野菜を定植予定です。
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ぜひ全国各地で実践して下さいませんか。
来夏、草だけでとっても美味しい野菜が育つことを全国で実証したいです。
このことを多くの市民が知って、各地で草を活用する人がどんどん増えたら、

★全国各地で大量の草を無駄に燃やす量が減る。
★土や人の体に有害な除草剤を使う人が減る。
★土の中に生きものが激増し、その分、CO2が固定される。
★特に炭を入れると、CO2が半永久的に固定され、世界中の人がこれをやると、二酸化炭素濃度は350ppmに戻ることが報告されています!
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さらに詳しい関連情報はこちら http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2019/11/30/150101
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機械を使わなくても同様にできます。
夏野菜の植付に間に合わせるためには3月上旬までに草の仕込みを終える必要があります。

1月4日と5日の2回、炭や草を使った土作りについて、菌ちゃんふぁーむで、家庭菜園向けの実践研修会を開きます。詳細は http://yoshi3yasai.web.fc2.com/yotei.html
5日はすでに満席に近いので 4日をお勧めします。

今仕込めば、草だけで菌ちゃん夏野菜が育つ?その1

福岡教育大学では、小中学校で手軽にできる菌ちゃん野菜作りを目指して、

雑草を使った土作りの研究をしました。

右は雑草区、初夏にたっぷり草を仕込みました。

左は化学肥料区、秋に化学肥料を入れ、

どちらの区も、人参の種をまき、キャベツの苗を植えました。

見て下さい!!

雑草で土作りをすることで微生物が増えたためか、

化学肥料を入れるよりもはるかに大きく健康に育ったのです。

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この差にはびっくり。

信じられないような差が出ています。

ところが、別の場所で同じように比較試験した結果は以下の写真です

 

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こちらは化学肥料を入れた区のほうも元気に育っています。

こちらはじつは3年前まで2年間大量の雑草を入れて試験をしたあと、放置していた場所なんです。

よく見ると雑草=なずなやホトケノザが、緑色が濃すぎる感じでしかも異常に大きくなっていました。

 

理由は次のように考えられます。

放置すると、勝手に雑草が育ち、雑草は根から栄養を出して、菌ちゃんを育てます。

だから、後者の畑は最初からある程度、有機物と微生物による土作りができて維持されていたと考えられます。

その場合は、化学肥料を入れると特に大きく育つようです。

これは、日本に化学肥料が導入されたときと似ています。作物は目を見張るように大きく育ち、当時、多くの人が化学肥料の威力を過大評価したのでしょう。

やがて、化学肥料の連投によりミネラルバランスが次第に崩れ、また本格的な土作りは手薄になり、除草剤なども使うにつれ、微生物かなり減少した畑になり病害虫も発生しやすくなりました。

そうなった土の場合、それは最初の実験の土(有機物の少ない砂質の土)のように

化学肥料を入れても効果がほとんど出ず、

逆に雑草を大量に入れて微生物を復活させる土作りをすることで、大変よく育つようになると考えられます。

 

要するに、やさた土でも、有機物や菌ちゃんが多い土でも、草だけのほうが、野菜は健全に育つと言うことです。


ただ、草の入れ方にコツがあります。

コロンブスの卵みたいな話です。

この方法なら、草だけで野菜が育ちます。

下記資料をよく読まれて、ぜひ、今から2月までに仕込んで下さい。

そうすれば、5月に夏野菜が植えられます。

今、全国で実践者激増中。来年、全国各地で雑草から美味しい夏野菜ができることを実証した人がいっぱいになるのが楽しみです。

やった人は本当にびっくりすると思いますよ。

何で雑草だけ入れて、こんなに野菜が育つんだろう!

自然の循環をちょっと手助けすると、単に草を置いた場合とははるかに違う結果が出てくるんです。

全国でこれを実践する人が増えたら、そして除草剤を使う人が少なくなったら、昔のように土の中にたくさんの生きものが増え、空気中の二酸化炭素が吸着されてきます。

 

※2020年1月5日に、草と炭を活用した、とっても美味しい野菜作りの実践研修会をします。この菌ちゃん野菜作りは、同時に二酸化炭素を吸収固定して未来を守るとても大切な活動でもあります。これに参加してから実践しても夏野菜に間に合います。
詳細・申込は下記の1月5日のところを見て下さい。 http://yoshi3yasai.web.fc2.com/yotei.html

 

 

 

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西日本新聞69話 最終回

新聞連載もこれが最後です。

我ながら、1年と4か月、毎週毎週欠かさずよく頑張ったとほめてあげたいです。

そして、書くのも大変だけど、

それを最後まで読んでくれたあなたにとっても感謝したい気持ちです。

予定より遅れていますが、1月か2月には、増補して本になる予定です。
映画いただきます~ここは発酵の世界 は
1月24日から、アップリンク吉祥寺で上映開始です。
ぜひ見て、宣伝してね
https://Itadakimasu2.jp

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菌ちゃん野菜全国交流会のお知らせ

ワクワクといろんなおもしろいスタイルで活躍して、
菌ちゃん野菜作りを広げている、熱い仲間たちが
長野、新潟、東京、岐阜、福岡、熊本から来て報告しますよ。
聞くと、勇気とやる気が沸くでしょう。
あなたの環境でもできる方法が見つかると思います。
とっても楽しみです。
自分にできることはないか?そう考えておられる優しいあなたへ
こんな最適なイベントは数年に一回しかありません。
ぜひ参加申込、お待ちしています。
各発表と私からの最新情報の報告があったあとは、
希望者みんなで交流会です。
簡易ですが泊まるところもあるようです。
そして翌日は船越さんと私の講演会もありますよ。

 

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全国に散らばる菌ちゃん野菜応援団のみんなとつながろう!をテーマに数年に1度開催される「菌ちゃん野菜交流会全国大会!」

今年度は日本のど真ん中岐阜♥で開催します。

日頃菌ちゃん野菜に親しんでいらっしゃる方も、菌ちゃん野菜という言葉を初めて聞かれる方も。

どなたでも大歓迎です。

全国各地で菌ちゃんと、畑と戯れていらっしゃる方々の発表や質問を聞きながら楽しいひとときをご一緒致しましょう!

交流会は無理やけど夜の懇親会だけでも!という方ももちろんオッケー!!

みなさまとお会いできるのをたのしみにしています!!


◎発表団体を募集しています。
発表方法はパワポ、紙媒体どちらでも。
(写真があると参加者さんがわかりやすいかと思います。)

なんと!発表団体には片道の交通費(上限8000円)が吉田さんからプレゼント!!!
先着5組。ぜひ、皆様の立候補をおまちしています。

【日にち】11/25(月)
【時間】13:00-16:00
【場所】岐阜県関市下迫間公民館
    https://g.co/kgs/QbGop7
【参加費】経費頭割り(500円くらい?)

【スケジュール】
13:00 開会あいさつ
13:10 団体発表 1団体につき20分
15:30 吉田俊道さん講評及び質問タイム
16:00 閉会


その後懇親会あり(経費頭割り。多分1000円くらい?)

【懇親会スケジュール】
16:00 自由タイム
18:00 調理室でご飯作り
19:00 夕食

2時間ほど自由タイム後、公民館の調理室で皆でご飯を作り夕食を一緒に囲みましょう!(差し入れ大歓迎!!)

貸し布団を借りるつもりなので、希望者の方はそのまま泊まって頂くことも可能です。

ホテルの送迎も、皆さんで協力しあえば。。

次の日は、どうぞそのまま吉田さんの講演会にお越し下さいませ。


☆参加希望の方は参加ポチのあと下記申し込みフォームにて必要事項をご記入の上お申し込みください。

https://ws.formzu.net/sfgen/S55722908/

皆様との楽しい時間が過ごせるのををわくわくしてまっています!

【お問い合わせ】
070-2626-6675(各務)

西日本新聞連載67話 心と食

心の不調と食の関係。知ってる人はとても詳しく知っているのに、

知らない人は全く関係ないと思ってる。
この情報格差は大きいとつくづく感じます。

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