2018-01-01から1年間の記事一覧

新聞連載29話 草で菌ちゃんの土を作る1

草を出来るだけ有効に活用して、フカフカの土を作る具体的方法です。 土が完成するまで、雨をカットすることがコツ。 土が水浸しになると、工事人の糸状菌ちゃんがいったん溺れ死んで、工事がなかなか進まなくなります。 いったん団粒構造が発達した土が出来…

復活するキャベツのたくましさ

年々土が良くなっていくのが実感できます。 今年のキャベツ畑、見えにくいですが上の段にも春キャベツが植わっています。 その中で一部ですが、壊滅状態になった場所がありました。下の写真は11月14日の状態です。 でも同じキャベツばかりを徹底して食べて、…

西日本新聞28話 草を入れると草が変わる

なんというパラドックス! 農業の最大の敵、雑草こそが、 農産物を滋養豊かで美味しくしてくれる土を作ってくれていたとは! 雑草を取るから、いつまでたっても土がよくならない・・取れば取るほど、いちばん取りにくい雑草が生えてくる...反対に、思い切っ…

西日本新聞27話 蟲が世界を守ってる

「みんなに伝えて。腐海が生まれたわけを。蟲が世界を守ってるって!!」 風の谷のナウシカの、この叫びを聞いたとき、 僕は思わずテレビ画面に向かって、 「うん、わかった!」と叫びました。そしたら息子が言いました。 「お父さんが狂ったあ・・」 蟲を殺…

菌ちゃんげんきっこ利用者からの感想 その7

菌ちゃんげんきっこをご利用中の方から送られてきた最近のメールを以下に紹介します。 ※菌ちゃんげんきっこ以外にやり始めたこともあるでしょうから、菌ちゃんげんきっこだけの効果とは言えません。また、菌ちゃんげんきっこは薬ではないので、これが直接、…

西日本新聞25、26話 もののけ姫と現実の自然界

微生物や虫たちは、この自然界でどのような役割を果たしているのか?それは、もののけ姫の中に登場するシシ神だったのです。できれば、これまでの連載を読んでからこれを読むと、ますます確信できると思います。 内容が続いているので、次の連載まで一緒に載…

西日本新聞24話生長点パワーと生命循環

生長点の大切さについて、子どもにはどう説明したら良いか? こんな風に説明すると、子どもたちが親を説得しますよ。

西日本新聞23話 皮の力

野菜の皮には、ファイトケミカルがいっぱいこの話、だいぶ浸透してきましたね。皮を捨てない調理は次第に全国に浸透しつつあります。 下のイラストの通り、ファイトケミカルは当然、皮に集中しているわけです。それをむいてしまうことは、あまりにももったいな…

西日本新聞連載22話 生ごみの画期的な使い方

生ごみを使った菌ちゃん野菜作りがとても省力的に出来るようになりました。だから、比較的広い畑での野菜作りでも、生ごみが活用できるようになったんです。 しかも、従来の方法よりさらに元気な野菜が育ちます。家庭菜園で取り組むなら、この方法は病みつき…

連載21話 アンパンマンのようなヒーロー お野菜さん

西日本新聞の連載記事です。新聞掲載されて、2か月遅れでアップしています。 本当にお野菜さんって、強くてやさしいんですよね。できれば、20話から続けて読んで欲しいです。

連載20話 かわいそうで食べたくない!

連載20話 かわいそうで食べたくない!そんなとき、どう答えたらいいだろう・・大根さんの生きる力を自分の生きる力に変える

連載19話 大根さんはどうして根を太らせたのか

幼児期って、大人の何倍もびっくりしたり、喜んだりします。幼児期にこそ、お野菜さんが、子どもを産んで枯れてしまうまでをずっと見つめる体験はとってもとっても大切なことのように思うんです。

連載18話 幼少期は体を鍛え、繁殖期以降は体をいたわる

植物も動物も、若い時期の試練が大切って言うのに、今の風潮は子どもに小怪我さえもさせないようにするし、病気をするチャンスを奪い、怪我や病気しても、自分の体がなおそうとするのをさえぎって、すぐ病院に連れて行く親や保育園が多い。 それで、丈夫な大…

連載17話 幼児たちの優しい心と試練を耐え忍ぶ野菜たち

菌ちゃんの土作りと野菜作りは、幼児よりも、小中学生のほうが、当然ですが伝えやすいし、より理解してもらえます。でも、幼児期でやった方が、詳しくはわからなくても、本質的なところで一番深く理解してくれるんです。だから、私は幼児期の菌ちゃん野菜作り…

連載15 おなかが空いた菌ちゃんに食べものをあげる

様々な人類社会の問題や地球環境問題が解決し、 人類社会がよりよい方向に変わっていくために、ちっぽけな私たちに何ができるか? 私は、赤ちゃん~子供時代の、母親や大人との1対1の関わりと、幼児期の体験活動により、「他人への愛情と共感」、「正義感」、…

西日本新聞連載14話 菌ちゃんのたちの営みって、人間に似てる気がする。

梅雨時期のあと、トマトの立ち枯れがどんどん広がって行く畑と、ちっとも広がらない畑。 その違いをこの記事のように考えると、とても理解しやすいと思いませんか?

西日本新聞連載13話 にっくきモグラが味方に変わる方法

有機農業をやっていると、自然界のうまい仕組みについて、日々発見があります。モグラについては、本当にびっくりでした。浅はかな考えが、かえって自然を攪乱して、農作物をまずく不健康にしてしまうものなのでしょうね。

西日本新聞連載12話 土に腐敗があると米もまずくなる。

腐敗と発酵の応用編今回は土の腐敗と、お米の害虫やお米のおいしさとの関係です。 田の土の底が腐っていると害虫が来やすい このことは虫と腐敗の関係を知って、その視点を持って観察しないと気づかないのです。...でも、言われてみればそうなのかもと思う農…

1年かけて、菌ちゃん野菜作りと菌ちゃん人間作りをマスターできます

私が県職員から農家に転向したとき心の支えになった師匠でもあり、 重ね煮や、あの超楽しいトークで有名な百姓屋敷わらの船越康広さんが、 調理にとどまらず、菌ちゃん野菜もマスターしたいと言うことで今回の企画が誕生!... 一泊二日を来夏までに3回開催し…

西日本新聞連載10話,11話 なぜ美味しい野菜を虫は食べないのか

福岡教育大学の実験や私の体験についてのこれまでの連載から得られる結論です。アブラナ科の野菜が作るスルフォラファンは、私たちにとって有用なファイトケミカルですが、これが多いキャベツはアオムシの食害が減ることはすでに研究発表されています。その…

西日本新聞連載9話 キャベツとアオムシ 福岡教育大学の実験

栄養価の高い健康キャベツほど、チョウチョは卵を産まないし、アオムシは食べない。 これは本当に画期的な実験です。 多くの農家、農業関係者に知って欲しい内容です。 統計解析できるだけのデータ数になっていないので、 学術的には説得力はありませんが、 …

西日本新聞連載8話 腐敗臭に虫が集まる理由

なぜ健康で美味しい野菜を虫は食べないのか? 今回から数回、その科学的検証の記事です。福岡教育大学栽培学研究室の平尾教授は、私と同じ、九州大学農学部栽培学研究室の出身です。平尾教授は、菌ちゃん野菜作りの魅力に目を付けられ、記事に書かれているよ…

西日本新聞連載第7話 未熟堆肥に虫が集まる

みんなに伝えて!腐海が生まれたわけを。蟲が世界を守ってるって!ナウシカが気づいたことと同じことと同じことが現実世界に起こっていたなんて。

西日本新聞連載第16話 熱中症対策 新たな視点

連日、熱中症に関するニュースが賑わっています。今回の記事だけは、今、より多くのかたに読んで欲しいので、新聞掲載後、あまり日を置かずに投稿させていただきました。 具体的対策を提案していますが、本当を言えば、菌ちゃんげんきっこ吸収力強化タイプを…

西日本新聞連載第6話 耕作放棄地を復元させるコツ

耕作放棄地の魅力は、一回体験するとやみつきになりますよ。今回は、県職員を辞めてからの、出口の見えないトンネルのような毎日から、やっと出口らしき光が見え始めた頃の話です。※西日本新聞購読ご希望の方がおられましたら 吉田までメール下さい。yoshi3@…

西日本新聞連載第5話 耕作放棄地の魅力

今でこそ、自然界の素晴らしい仕組みが整理して見えてきたけど、 あの頃はまだ何が何だかわからないまま、いろいろともがいていたなあ・・ 悪戦苦闘って大切なんですね。今の耕作放棄地は確かに何も育てていないけど、耕したり年に数回草刈りしたりしている…

被災地支援に行かれる方に、菌ちゃんげんきっこを託します

被災地で料理できずに購入食を食べながら毎日片付けする方々が ミネラル欠乏で熱中症が重症化したり、心の調子が悪化したりしないか心配です。かといって、ただ菌ちゃんげんきっこを送っても、 説明して渡さないと、わけがわからず捨てられる可能性が高い・…

西日本新聞連載第4話 虫食いだらけの野菜に悩んでいたころ

新規参入したころ、早く成功させようと焦ったのか、 地元の人を雇い、機械も買って、なのに収入は少なく、 県の職員の退職金は、数年でほとんど使い果たしてしまいました。 でも当時のいろんな失敗はすべて、今になって考えると、あちこちで講演したり助言し…

最近の菌ちゃんげんきっこ使用者からの感想 その6

まあ、すごく効果を感じた人だけからメールが来るのでしょうから、 みんなが全て、すごい効果を実感するわけではないのでしょう。でも注文がどんどん伸びているところを見ると、 いいと感じてくれるお客様が多いのだと思います。 心または体に不調を感じる人…

西日本新聞連載3話 県職員を辞めるときの苦しみ

第3話です。 あの頃のことを思い出すと、今でも胸が締め付けられます。母は、私が県職員を退職して数年後、ガンで他界しました。 母親には、息子の私のことで、私以上に苦しく暗く、夜も眠らない思いをさせてしまいましたが、それがガンを早く作ってしまった…