西日本新聞連載63話 マンモス給食センターも動いた
先週の連載、仁尾小学校の次は、マンモス給食センターの事例です。
豊中市の過半数の小学生(13000人)が直接影響を受けるのです。
安全第一、無菌第一、今まで通りに徹しようとするのが当然。
ちょっと良さそうだからといって取り組めるものではありません。
それでも熱い気持ちがあれば、動くんですね。勇気をもらいました。
「そんなに健康になるのなら、これが本当なら、厚労省が動くはずだ」
そう思う人もいるかもしれません。
厚生労働省は、学会で認められた論文、データのみに基づいて動きます。
国の施策は日本全体に影響するのですから、慎重になるのは当然です。
でも、食、栄養に関する大学は、学生の就職先である食品企業がいやがる研究をしてくれません。
結果、厚労省としては、「日本人がミネラル欠乏になっているという知見は得られていない。よって改善策は考える必要がない。」という理屈になるようです。