結局、自分の免疫力

新型コロナウイルスの特徴がだいぶわかってきました。
かかっても、症状がまったく出ない人、自然に回復する人が多い中で、
急速に重症化していく人、死ぬ人もいる。
症状が出なくても他人に感染させる場合もあるため、
現代社会では、実際問題として、感染が広がるスピードは遅らせても、
止めることはほぼ不可能。
感染しても特効薬はなく、自分の免疫力で回復するのを待つしかない。
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と言うことは、結局逃げても無駄で、
生きている人、私たちは全員、遅かれ速かれ、乗り越えるしかない。
乗り越えられず死ぬかもしれないのがちょっと怖いけど、
確率はとても低いのだから、覚悟を決めるしかない。
そんな感じになってきそうな予感がします。
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ここで言いたいことは、
偶然、誰かが選ばれて死ぬわけではないということです。
間違いないことは、自己免疫力が十分あれば乗り越えられるわけです。
ところが、
抗生物質などクスリに頼る生活、無菌生活の長年の積み重ねによって、
自己免疫力がかなり弱体化している方々が増えてきている。
その方々は、免疫力が弱くても生きられる環境下で暮らしていたが、
今回、クスリの効かないウイルスの出現で、
病院ではどうにもできず、せめて栄養の点滴や酸素吸入で加勢しながら、
患者が、自分の弱い免疫力で戦う様子を見守るしかない・・
そんな状況ではないでしょうか。
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結論は、みんなで、まともな免疫力を回復するしかないのです。
ではどうやったら免疫力を上げられるか?

私たちは何段階にも組織された複雑な免疫システムを持っています。
誰が仕組んだのだろう、すごいとしか言いようのないもので、
まさに神の領域ですから、その中身は神様(身体)の判断にまかせて、

私たちはその免疫力を十分発揮できるような生活をすれば良いのです。
実はそれが意外と簡単で、1か月以内に免疫力はかなり上がることが、
私のこれまでの経験からわかりました。
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その方法は大きく分けて3つ。
・腸内を発酵環境にすること。
・微量栄養素を取ること
・その他
この3つを同時に実践したら、免疫力は急激に大幅に上がる。
私はこれまでの経験からそう確信しています。
以下に、順番におおまかに説明しますが、
多くの実証例など詳細は西日本新聞に連載した私の記事
(下記39話から最終69話まで)を読んで下さい
http://kinchangenki.hatenablog.com/entry/2019/03/10/082020
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<腸内を発酵環境にするには>
1、腹八分目。おなかが空いてから食べる。肉など腐れやすいものを食べすぎない。
 おなかが空いたと感じている時間が、最高に免疫力が高くなるときで、これ、すごく効果高いです。
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2、おなかだけは冷やさない
腹巻きをする、冷たいものを飲まない、果物は夜は食べない。生姜湯や玄米コーヒーはお勧め
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3、口に食べ物がある間は飲まない。よく噛むことで唾液と食べ物を混ぜてから飲み込む
 唾液は食品を無毒化し、発酵力を高めます。これ、想像以上に効果高いです。
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4、本物(無添加)の発酵食品(みそ、醤油、酢、漬け物)を選ぶ。
 原料が自然物だけで、何年でも品質保持できるものは、すごい発酵力があると言うことです。 
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5、旬の有機野菜を食べる。
 本物の有機野菜は、野菜自体が、腐敗しにくく発酵しやすいです。有機野菜が手に入らなくても、旬の野菜ならそれなりにパワーがあります。

 ただ、やはり有機野菜は、その外部や内部にたくさんの有用菌がすんでいて(植物内生菌)、何か月も食べ続けることで、腸内細菌の種類を昔の日本人なみに増やし、本格的な免疫力を復活させる効果があると思っています。
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6、寝る前におへそに手を当てて、「おなかの菌ちゃんありがとう」って言いながらおなかをの字を書くようにさする。
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これらを実践すると1日~数日で腸が発酵環境になり、
時々ですが、ウンコが水に浮いたり、
1回目のティッシュに何も付かないようになったりしますよ。
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<微量栄養素をとるには>
1、小魚を頭ごと食べる。
 海にはすべてのミネラルが集まっています。
 お勧めは毎日煮干しを10匹食べる。
 この項目が最重要。他に何をしても、これを忘れると効果は低くなる。
 なのに知らない人が多い。嫌いな人は、昆布でも可。
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2、野菜は生で食べるより、味噌汁や煮物にしてスープごと食べる。きれいな皮や生長点は微量栄養素が集中しているので捨てない。
 煮汁こそ、吸収しやすいファイトケミカル(抗酸化成分)がいっぱいなんです。
 また、植物は紫外線や病原菌や害虫から身を守るために抗酸化成分を作りますから、無農薬なのに病気や虫害が少ない野菜はそれが多いと言うことです。
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3、ご飯は分づき米にする。できれば無農薬(=植物内生菌がたっぷり)のものを選ぶ
 できれば雑穀や豆を混ぜる
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<その他>
・「あいうべ体操」をすると、口呼吸がなくなり、免疫力の無駄づかいが減ります。
・ジュースやお菓子など甘いものを食べすぎると、免疫細胞の働きが速攻弱まります。
・食事の時に食べ物さんと菌ちゃんに感謝する。
・昼は日の射す明るいところで生活することで、深く眠る。
・外食や惣菜など、材料から手作りしていない食事の時は、
 ミネラル等を多く含んだ健康補助食品を加える。
・ワクワクする。笑う。腸内環境を整えると、自然とそうなりやすい。
・そして究極の方法は、
微生物さんたちに、「ごめんね、 許してなんて言えないよね。それなのに守ってくれて・・・」と言う。
そうすると心から「菌ちゃんありがとう!」って思えてきます。
ナウシカのように
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この機会にできるだけたくさん、本気でやってみませんか。
1か月もかからずに相当な健康体になれますよ。
免疫力が上がるだけでなく、髪や爪の質が変化したり、
体調や精神面でも、自分で気づくほど効果を感じる人も多いです。
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今回のウイルスは無症状なのに、
陽性で感染力がある人と、陰性で感染力のない人に分かれます。
同じ無症状でも、ウイルスは体中に蔓延してしまっている人と、
そうなる前に押さえ込んで人に感染させることのない人がいると言うことです。
自分は元気だからと言って、
身体が弱くて一生懸命生きておられる人に感染させたくありません。
最高に免疫力を上げて、誰にも感染させない体になりましょうよ。
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やさいが霜にやられないように、
農家はビニールで覆って守ろうとします。
その守りが完璧すぎると、野菜自体の霜に打ち勝つ能力は弱ります。
そこでもしビニールが破れた場合は
かえって霜にやられてしまうのです。
無菌生活を完璧にしすぎると、免疫力は弱ります。
なのに結局は感染するとしたら・・
今やることは、過剰に防備しすぎず、乗り越える能力を上げることではないでしょうか。

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PS
本気で菌ちゃんがありがたく感じられるようになる映画
「いただきます ここは発酵の楽園」が
3月上旬は、東京、神奈川、愛知で上映中です。
映画の中に、私もたくさん登場しますよ。
今は、どの映画館も人が少なくなってるから、感染リスクも少ないです。
このチャンスにぜひ見に行ってね。
詳細は公式サイト https://itadakimasu2.jp/

上映劇場は https://itadakimasu2.jp/schedule/